急上昇動画のサムネイル555本を分析|文字数・色・顔の大きさの実態【2026年】
サムネイルズAI 編集部・公開 2026.11.01

この記事の結論
急上昇に入った通常動画264本のうち、94%のサムネイルに文字があり、その89%に縁取りや影がありました。文字色は白が75%で、白×赤・白×黒・白×黄の組み合わせが全体の約6割です。人物が写っているのは88%、顔が大きく写っているのは57%で、ゲーム実況では大げさな表情が64%とほかのジャンル(30%)の約2倍でした。
「サムネイルの文字は少なめに」「顔は大きく」といったコツはよく聞きますが、実際に伸びている動画はどうなっているのでしょうか。この記事では、YouTube の急上昇(日本)に入った動画 555本 のサムネイルを1枚ずつ分析し、文字・色・人物の使い方を数字でまとめました。
調べ方
- 対象:2026年11月1日時点で YouTube の急上昇(日本)に入っていた動画 555本(YouTube Data API で取得)
- 内訳:通常動画(3分を超えるもの)264本、ショート動画 291本。通常動画のうち 167本はゲームのカテゴリ
- 判定:サムネイルズAIの採点機能と同じ画像認識AIで、1枚ずつ「文字の有無・行数・色、人物の有無、顔の大きさ、表情、全体の明るさ」を判定
- 注意点:AIの判定なので、小さな文字の読み取りや、ゲームのキャラクターを人物と数える場合などに誤差があります。また、急上昇は「伸びた動画」だけの集まりなので、伸びなかった動画との比較ではありません
以下、特に断りがない数字は通常動画 264本の集計です。
結果のまとめ
| 項目 | 割合 |
|---|---|
| 文字が入っている | 94% |
| 文字に縁取り・影・帯がある(文字ありの中で) | 89% |
| 文字色に白を使っている(文字ありの中で) | 75% |
| 人物(キャラクターを含む)が写っている | 88% |
| 顔が大きく写っている(画面の高さの1/3以上) | 57% |
| 大げさな表情(驚き・叫び・満面の笑み) | 52% |
| 文字が右下を避けている(文字ありの中で) | 55% |
文字なしのサムネイルはわずか6%でした。伸びている動画のほとんどが、文字を入れて、縁取りで読みやすくしていることがわかります。
文字:思ったより多い。ただし一番大きい行は短い
画像内の文字をすべて数えると、1枚あたりの文字数は 中央値31文字、3行以上が68%と、「10文字前後・2行まで」というよくあるコツよりかなり多い結果でした。
ただし、この数にはチャンネル名・回数・日付などの小さな文字も含まれます。一番長い行の文字数は中央値17文字で、大きく目立たせる文字はある程度短くまとめ、補足を小さく足している作りが多く見られました。
- 大きく見せる一言は短く(目安は10〜15文字)
- 回数・シリーズ名・日付などの補足は、小さな文字で別の行に
文字数の考え方と書体の選び方はサムネイルの文字入れのコツで詳しく解説しています。
色:文字は「白+もう1色」が定番
文字色は 白が75% と圧倒的で、次いで赤38%、黄26%、黒24%でした。組み合わせで見ると次のとおりです。
| 文字色の組み合わせ | 割合(文字ありの中で) |
|---|---|
| 白 × 赤 | 25% |
| 白 × 黒 | 18% |
| 白 × 黄 | 15% |
| 白のみ | 6% |
| 赤 × 黄 | 6% |
上位3つの「白+もう1色」だけで約6割です。白い文字に黒や赤の縁取りをつけると、どんな背景の上でも読めるため、多くのチャンネルが選んでいると考えられます。
画像全体で多く使われていた色は、黒(47%)、赤(45%)、白(43%)でした。全体の明るさは「明るい」が45%、「暗い」が20%です。配色の基本はサムネイルの配色のコツにまとめています。
人物と表情:ジャンルで大きく違う
人物が写っている割合は、ゲーム(87%)とそれ以外(89%)でほぼ同じでした。違いが大きかったのは表情です。
| ゲーム実況(167本) | ゲーム以外(97本) | |
|---|---|---|
| 顔が大きく写っている | 62% | 48% |
| 大げさな表情 | 64% | 30% |
| 文字に縁取りあり | 95% | 79% |
| 文字数(中央値) | 34文字 | 24文字 |
| 一番多い文字色の組み合わせ | 白 × 赤(32%) | 白 × 黄(20%) |
ゲーム実況では、驚いた顔や叫ぶ顔を大きく入れ、赤い文字で勢いを出すのが定番です。ゲーム以外のジャンルでは、表情は自然なもののほうが多く、文字も少なめでした。自分のジャンルの「定番」に合わせると、視聴者に一目で内容が伝わります。ジャンル別の作例はジャンル別サムネイル作例集で見られます。
ショート動画は「中くらいの明るさ・小さめの顔」
ショート動画 291本の表紙は、通常動画と傾向が違いました。
- 文字あり 97%、縁取り 93%(通常動画とほぼ同じ)
- 顔が大きく写っている:31%(通常動画は57%)
- 大げさな表情:21%(通常動画は52%)
- 全体の明るさが「中くらい」:55%(通常動画は36%)
- 文字色は 白(72%)と黄(44%)が多い
ショートの表紙は動画の1コマから選ぶことが多く、作り込んだ顔のアップよりも、場面に大きな字幕を重ねた形が主流です。設定方法はYouTubeショートのサムネイルの設定方法をどうぞ。
データからわかる、すぐ使える3つのこと
- 文字は入れる。縁取りも必ずつける:伸びている動画の94%が文字あり、その9割が縁取りつき
- 文字色は白を軸に、もう1色:白×赤・白×黒・白×黄で迷ったらどれかを選ぶ
- 顔と表情はジャンルの定番に合わせる:ゲーム実況は大きく大げさに、それ以外は自然な表情でもよい
作ったサムネイルがこの基準を満たしているかは、無料の見え方チェッカーでスマホのサイズに縮めて確認できます。
よくある質問
急上昇に入るには、このデータのとおりに作ればいいですか?
いいえ。このデータは「急上昇に入った動画がどう作られているか」で、伸びなかった動画とは比べていません。サムネイルだけで伸びるわけでもないので、定番の型として参考にし、効果は公開後のクリック率で確かめてください。
文字数は多いほうがいいのですか?
数えた文字には小さな補足も含まれています。大きく見せる一言は短くし、補足を小さく添える作りが多く見られました。スマホで読めるかどうかを優先してください。
分析にはどのAIを使いましたか?
サムネイルズAIの採点機能と同じ画像認識AIで、サムネイルを1枚ずつ判定しました。自分のサムネイルもAI採点で同じように診断できます。
まとめ
急上昇に入った動画のサムネイルは、文字あり・縁取りあり・白い文字がほぼ共通していました。一方で、顔の大きさや表情はジャンルによって大きく違います。まずは共通している3つを押さえ、そのうえで自分のジャンルの定番に寄せていくのが近道です。